【2021年9月追記】コロナで小学校等が休校時の助成金/厚労省へ要望してみました。
こんにちは、ちょすです。
私は感染者の多い東京都在住なのですが、子どもを預けている保育園にてコロナ陽性のお子さんがいたようで、2週間程度の休園になってしまいました。病状など、とても心配です。
わが家への影響はというと、休園期間中は子どもを預けられなくなったため、仕事をお休みせざるを得なくなってしまいました...。
今回は、2021年8月現在のコロナ影響により小学校等が休校になった場合に使える助成金があるか調べ、厚労省への要望までしてみたので記事にしたいと思います。
なお、この記事は労働者の方向けに書いていますので、個人事業主の方向けにはなっていないことにご了承ください。
結論
まず結論から言うと、事業主が対象の「両立等支援金(育児休業支援コース)新型コロナウイルス感染症対応特例」という助成金があり、個人申請ができる助成金はありません。
助成金の概要
以下に、コロナ影響で小学校等が休校になった場合の助成金の概要をまとめます。
名称:「両立等支援金(育児休業支援コース)新型コロナウイルス感染症対応特例」
対象:事業主
助成額:1人あたり5万円×10人(上限50万円)
要件:以下の①②どちらも満たしていること。
期間:2021年4月-2022年3月の休暇
要件
①小学校等が臨時休園になった場合、子供が新型コロナウイルスに感染または疑いがある場合に使える特別有給休暇制度が規定化されていること。
②テレワーク、時短勤務、フレックスタイム等が社内周知されていること。
https://www.mhlw.go.jp/content/000806028.pdf
Q&A
https://www.mhlw.go.jp/content/000782742.pdf
休んだ日数に関わらず1人あたり5万円、かつ10人が上限というのはとても使いにくい制度だと思います。申請者が10名以上いると見込まれる企業は導入するインセンティブがありません。私の会社も特別有給休暇制度はなく、助成金の申請もしていませんでした。
助成金が使えない場合の対応について
ここからは助成金制度が使えない際に私がとった行動なので、参考程度にご覧ください。
厚生労働省「国民の皆様の声」
企業に導入メリットがない(または小さい)制度となっていることを、是正していただきたく厚生労働省の「国民の皆様の声」へ要望として送信してみました。
助成金は実際に罹患された方や医療従事者の方、飲食店の経営者の方など精神的・経済的に影響を受けている方が最も優先されるべきで予算に限りがあると認識しています。ただ、子育て支援を掲げる厚労省が作った助成金制度が、助成する体をなして「使えない・使いにくい制度」になっていることは問題に感じたため、このような行動をとりました。
送付内容
以下は、実際に厚労省へ送った内容ですので、こちらも参考程度にご覧ください。
厚生労働省ご担当者様
「両立支援等助成金(育児休業等支援コース)新型コロナウイルス感染症特例」(以下、特例と言います。)について要望があります。
まず、状況からお伝えすると私は一般企業の労働者であり子供を預けている保育園にてコロナ陽性者が出て休園となったため、2021年8月◯日-◯日の間仕事を休まざるを得なくなりました。勤め先には小学校等に対応した特別有給休暇制度がないため、現在は無給休暇となっています。
勤め先には、特別有給休暇制度および特例申請の意見具申をしましたが、支給上限(1人あたり5万円×10人=50万円)を上回る申請が予想される理由から見送りとなっています。
以下、いずれかの対応をお願いしたく要望させていただきます。
・企業方針に関わらず小学校等の休校により休まざるを得なくなった労働者が助成金を受給できるよう、特例の個人申請ができるようにしていただきたい。
・企業が特例を導入するインセンティブとなるよう、特別有給休暇取得数に応じた助成金支給等に制度変更していただきたい。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
おわりに
今回は、コロナ影響で小学校等が休校になった際の助成金についての記事でした。
奥さんには、「ここまでするなんて。」と引かれました笑
しかし、お金の面というよりは、「使えない制度ならいっそなくしてしまえー!」というくらいの憤りを感じたので行動してみました。
他の助成金も申請のしにくさなどの問題点が多くあると聞きますので、国民の声を取り入れていただくことで制度が使いやすくなることを望みます。
もし、この記事に共感してくださる方がいればブックマークやシェアをしていただければ嬉しいです。
今回もお読みいただきありがとうございました。
9/7追記
下記リンクの通り厚労省が、保護者個人でも申請できる方針を固めたようです!
詳細は今後決定されるようなのでまた記事にしたいと思います。