リスク許容度からわが家の理想アセットアロケーション(資産配分)を考えてみた。
こんにちは、ちょすです。
将来の子どもの教育資金等のために家計管理・資産運用をしています。
こちらの記事で、わが家のリスク許容度を考えてみました。
このリスク許容度の範囲でリターンの最大化を目指して投資を進めていく中で、アセットアロケーション(資産配分)の重要性にたどり着いたので、記事にします。
アセットアロケーション(資産配分)とは
「アセットアロケーション(資産配分)」とは、運用する資金を国内外の株や債券等のどの資産クラスにどれだけ投資するかの割合のことを指します。
投資のリターンの9割程度は、このアセットアロケーションにより決まるという論文もあるようです。
「ポートフォリオ」は、どの商品・銘柄に投資するかの割合を指すようで、似て非なる言葉です。私は混合していました…。
投資のリスク(標準偏差)について
標準偏差とは
「標準偏差」とは平均との差を数値として表したものです。
投資の世界では一般的に、株式や債券など各資産のリスクを「標準偏差」を使って表します。
この標準偏差が大きいほど、価格の振れ幅(リスク)が大きいことを意味します。
私は経済学部だったんですが学生時代に統計学の授業で学んだを思い出しました笑
投資における標準偏差の使い方
下の図は、平均のリターン(期待リターン)は5.6%、リスク(標準偏差)は23%であるケースを表しています。
標準偏差は±1標準偏差、±2標準偏差のような単位で考えます。
±1標準偏差の場合は、68.3%の確率で23%(23%×1)±5.6%の範囲での価格の振れ幅があることとなります。
±2標準偏差の場合は、95.4%の確率で46%(23%×2)±5.6%の範囲での価格の振れ幅があることとなります。
上の図には書いてないものの、±3標準偏差の場合は、99.7%の確率で69%(23%×3)±5.6%の価格の振れ幅があることとなります。
±3標準偏差まで考えると99.7%までの発生確率を抑えることができますね!
リスク許容度からアセットアロケーションを考える
無料会員登録が必要でしたが、この「myindex」というサイトではアセットアロケーションの比率を入力することで最大過去20年間の過去実績から平均リターンとリスク(標準偏差)を算出することができます。
米国株100%の場合
極端ではありますが仮に資産の100%を米国株にしてみると平均リターンが7.9%、リスク(標準偏差)が18.6%となりました。
±3標準偏差まで考えると、18.6%×3-7.9%=47.9%まで価格下落の可能性がある、と考えることができます。
米国株50%、先進国債券50%の場合
リスクを抑えるために債券を50%組み込んでみると、平均リターンが6.9%、リスク(標準偏差)が12.3%となりました。
3標準偏差まで考えると、12.3%×3-6.9%=30%まで価格下落の可能性がある、と考えることができます。
米国株100%の場合よりもリスクが抑えられていますね!
わが家の理想的なアセットアロケーション
わが家の理想的なアセットアロケーションを考えてみました。
わが家の状況
・リスク許容度は中〜高程度
・金融資産は800万円
・金融資産は500万円までの下落(△37.5%)までなら耐えられそう。
・現金は200万円は持っておきたい。
個人的に全世界に広く投資したいという方針があるので現金25%、米国株30%、先進国株20%、新興国株15%、日本株10%でアセットアロケーションを組んでみました。
平均リターンが6.2%、リスクが13.8%となりました。
±3標準偏差まで考えると、13.8%×3-6.2%=35.2%まで価格下落の可能性がある、と考えることができます。
わが家のリスク許容度だと、このように現金25%、株式75%でも大丈夫そうです。(リスク許容度を高く見積もりすぎている感も否めないので、年齢と共に見直してみます。)
わが家の現在のアセットアロケーションは現金90%、株式10%です。
しかし、つみたてNISAとジュニアNISAでは年間の非課税枠が決まっているので、一気に理想のアセットアロケーションすることはできません。時間をかけて整理していく必要がありそうです。
おわりに
今回は、リスク許容度から理想のアセットアロケーションを考えてみました。
わが家では、リスク許容度から考えると株式の比率が高くても良いとわかりました。
NISA等の非課税制度は年単位で非課税枠が決まっているので、アセットアロケーションを組み替えられないデメリットも感じました。
とはいえデメリットよりも非課税メリットの方が大きいかと思います。
今回もお読みいただかありがとうございました!